坂本勇人の2016年成績と彼への更なる理想
巨人坂本勇人選手の2016年成績を振り返ってみると、打率は3割4分4厘、本塁打23本、打点は75で盗塁が13でした。首位打者で最高出塁率、しかもベストナインに選出されていますから、この成績は当然賞賛されるべきです。
実際、ショートのポジションで首位打者を取ったことがある選手は過去に2人しかいませんし、しかも打率3割4分台で表彰されたのはこの坂本勇人選手が初めてです。しかし、この成績を手放しに賞賛してしまうことは余り良くないのではないかと個人的には思います。
坂本勇人選手は2010年に31本塁打の成績を残しており、それに2016年も23本を放っているわけですから、長打力があることは間違いありません。ですからファンとしては2016年程とは言わないものの、3割をしっかりと打って30本も残せるような選手になってくれることをどうしても期待してしまいます。
3割を打って30本塁打も残したショートといえば、過去に西武の松井稼頭央選手が居ます。彼とはチームの方針も打線における役割、打順が異なる場合があり、ひいては用具すら異なるうえ、松井稼頭央選手は3割半ばの打率を残したことはないものの、今なお語り継がれる伝説的な遊撃手です。坂本選手には彼を超える選手を目指して欲しいものです。