主人と旦那と夫。呼称がややこしい。
改めてなのですが、呼称は難しい感じさせられます。相手を不快にさせず適切な呼び方をしないと、失礼に当たるばかりかこちらの常識も疑われてしまうからです。
大体が、主人、旦那、夫という言葉です。この字だけ並べたら男の人に対する言葉だと思います。結婚した女性同士がおしゃべりをしている時、相手のパートナーの呼称で使うことが多いのが「ご主人」ではないでしょうか。
パートナーは、主従関係でないから主人ではないよ、だからモヤモヤしてしまうのです。上下関係を感じさせるからあえて「旦那さん」など使うこともあります。けれど旦那さんも親しみを持つようにして使っているだけで決してベストチョイスではありませんし、第一だんなという響きは、なんだか恰幅のよいおじさんのイメージがあります。
自分のパートナーのことをさす時には私は夫という言葉を使います。自分で使用する時は、少しも違和感を感じないのですが、友人女性のパートナーをさす時には考え込んでしまいます。夫という言葉のフラットな感じを使ってしまうと、友人が不快に感じるのではないかと思うからです。やっぱりモヤモヤしてしまいます。
本来の意味など超越して、それこそただの符号として理解している方が、無難ということかもしれません。